チームは誰のためのもの?~長崎に学ぶ~
やっほー餅だよ!
先週末、やっと磐田勝ちました!!
そしてHondaFCもロスタイム劇的弾で勝利!!
この調子で両チームとも勝ち進んで欲しいもの。
特にこの週末は両チームともダービーを控えてますからね。熱い!
ちなみに今回はコラム的な記事になっています。
題材は「チームは誰のためのもの?」。
昨年の大学の作文レポートでV・ファーレン長崎の経営方針を書いたことがありまして、それに自分の意見を上乗せして今回執筆してみました。文章表現の苦手な俺氏のトレーニングの一環としてブログを活用させていただきます。
自分自身の文章力向上のための投稿と捉えてもらえれば結構です。
まずこのタイミングでこの投稿をしようと思ったのは、Jサポの交流会等々の企画運営をなさっているJvamortersのGMをされているホm...いや、Linさんのこのツイート。
前も言った、Jを知らない人やそもそもサッカーを知らない人をどうJサポとして取り込むか、僕はそれを考える必要があると思う。
— Lin (@lin_football) April 9, 2019
アイデアが欲しい。どんな些細なものでも。
ゼルビアや栃木シティのサポが欲しいんじゃない。Jのどのクラブでもいい、Jの、サッカーの凄さを共有できる人を増やしたい。
今や44都道府県に全国規模のリーグ(JFL以上のカテゴリ)を戦うチームを持つという幅の広さを見せる日本サッカー界。
それでも全く知らない人からすればサッカー観戦もとい、スポーツの生観戦というものは敷居が高く特別な存在と見られがちです。
だけど自分にとってスタジアムに足を運び、友人が増え、その仲間と共に喜びを共有し合い、また幼少期から飽きずに熱中できる趣味となったこのスポーツ観戦をもっと多くの人に知ってもらいたい。
「現地に出向くとこんな興奮があるんだよ」ってことを伝えたい。
ただ今回はサポ目線ではなくクラブ目線。
「クラブがこうだったらなぁ...」という理想を語ります。
ここからは具体的な話。あくまで個人の理想論になるのでそこを理解しながら見ていただきたいと思います。
ところで新規を取り込むという点で最も経営努力しているJリーグクラブはどこか思いつくでしょうか。
どこのクラブも様々なイベントを開催していますが、川崎フロンターレの企画力はなかなかのもの。
それに加えてここ近年はチーム力も急成長し、クラブ全体がパワーアップしているように感じます。
新規サポを得るための条件が揃っていて羨ましい限りです。
(如何せんスタジアムのキャパが追い付いていないのが問題で、新規という点ではなかなか難しそう)
しかしどこのクラブもそうイベントだけでは上手くはいかないのが現状。
そこで自分としての願いは「地元に特化したクラブを作って欲しい!」ということ。
そうすれば地元民のサポを作る入口になるからね。
それに着手しているのがV・ファーレン長崎。もっと言えば高田社長。
実際の作文では高田さんが社長に就いた経緯とか諸々書いたんですけど...これ見てる皆さんは知ってますよね笑
簡単に言えばV・ファーレン長崎の経営不振を救おうと立ち向かったのが高田さんです。
当初はNOVAホールディングスが支援をしようとしたらしいですが、最終的には全株式を地元長崎に母体を置くジャパネットが全株式を取得するという流れのようでした。
↑こちらの記事が一番詳しく書かれていたのでお時間があれば是非。
高田社長就任後の結果は…これもご存じの通りだと思います。
昇格が決定した試合のスピーチで、高田さんは以下のように話す。
「やはりですね、スポーツは素晴らしいです。この長崎という地は原爆を落とされた広島と共に、平和について世界で唯一語れるクラブだと思っております。ですから、長崎の力、V・ファーレンを通して世界に平和を伝えていく役割をこのチームに持っていこうではありませんか。」
チームがその土地でどう生かされるか。その土地でしか表現できないものをクラブが表してくれることで、その場所にクラブがある意味というものがハッキリしてくると思います。
高田さんはチームを基盤としたまちづくりにまで着手していますね。長崎市にスタジアムを中心とした複合施設を建設予定だそうで。
そうすることでさらに市民に親しみを持ってもらう。地元を大切にした高田さんのスポーツ経営には非常に好感が持てます。
ホントのお金の使い方はこうであって欲しい。
そりゃあ有名選手をバカバカ獲る手段もありますけど、あれ地元的にどうなんかなぁ...?オーナーの自己満足になってるような気がするんですよねぇ…
あ、どこのチームとは言いませんよ。
また、インタビュー記事から抜粋した高田さんのこちらの言葉にも注目。
「長崎県民の皆さまにもっと燃えてもらうには、地元の選手が在籍していることも1つの要素だと思います。もちろんそれがすべてではありませんよ。でも3人や5人はいてもいいのではないかと思います。」
地域に貢献するためにはその地域の選手を育成するのも一手かな。
ユースだけでなく、地元の高校の部活動もそう。
地元のチームがプロを夢見る子供達の憧れになり、また民衆が夢を選手に託し一緒に目標に立ち向かうものになる。それを地元の企業が、市民が支える。プロだからこそ成せることだと思います。
だからもし「誰の為のチーム?」と聞かれたときに‘‘地域の為のチーム‘‘であって欲しい。
そんな地元密着のチームが増えて、それによってサッカーを見る人が増えたら理想だなぁ。
そしたら地元にチームがある喜び、気付くから、必ず。
...はい。今回は地元目線で語ったけど、地元と全く関係のないチーム応援してるって人をガン無視した記事になってしまいました。
決してそういう人を批判しようとしたわけではなくて、チームの在り方としてこうあって欲しいなっていう事なのでお気になさらず。
「平和の意味は『戦争と平和』だけではない。試合を見に来て楽しいと言うおばあちゃんを見ると平和を感じる。サッカーには夢がある。」-高田明